遥るかする、するするながらIII/よき・の・し 山本陽子 の書評・感想 2022.01.15 私がことばについて語ろうとするとき、詩人・山本陽子は避けて通れない。声なきものの声、ことばにならない思いを表現することが作家や詩人の本来の仕事だと思い出させてくれる。まったく意味はわからないけど、これをいわずにいられない切実さだけがなぜかたしかに伝わってきて涙が出そうになる。